合同会社臨床運動障害研究会

レポート23 方法論

 

平成26年3月30日


先日、代表の奥田より救援物資をいただきました。ありがとうございます。ドミ共ではだいたいの物は売ってますし、大概の物は持ってきてたつもりでしたが、やはり生活してるといろいろと不便な事や足りない物が出てきます。先日も知人から日本製のある袋入りラーメンをお土産としていただきました。衝撃を受けるくらい美味く、海外生活をしているから尚更日本技術の高さを再認識した次第です。PCも既に何度か故障してますが、他国にいる同期PC隊員の協力もあって現在は何とか動いています。あと半年、何とかもって欲しいと願うばかりです。

配属先で配属先Director等の偉いさん、JICA所長も参加しての中間報告会が行われました。通常、中間報告会は任期2年間の中間に行うものですが、いろいろと事情が重なり、僕の残り任期が半年程となってしまった今月の開催となりました。今更もうええやんって思いましたが、配属先Directorも参加してもらえるということで、以前提案したけど現在進行していない案件について再確認出来るよい機会ととらえて報告会に臨みました。

配属先にはPO部門が併設されています。日本でPO部門が併設されている病院施設はあまりないと思います。しかし配属先には併設されているので、いろいろと融通が利きやすく、まさにセールスポイントであると思います。しかし、RH室に練習用下肢装具がありません。下肢装具をRHで使用することで、セラピストからDr.やptに提案出来る、RHを効率よく行うことが出来る、そして収入が少ない貧困層ptが事前に体験出来、必要具合を考えて納得して購入してもらうことが出来る、等々のメリットがあると思います。このことを昨年の8月にCPに提案し賛同を得られ、9月には上層部からの許可も得て、依頼書がPO部門まで行きましたが制作に至らず。。。。何度かPO部門まで確認しに行きましたが、「忙しい」「彼に依頼したから」等ラチがあかなくなってました。これも認識の違いや各部門間の連携・興味のなさから起こっていることだと思います。

今回の中間報告会でDirector等上層部に向けて、今までの活動、これからの活動について話し、その中でAFOの話も含めました。結果、Directorはかなりお怒りの様子でPO課長に「何で協力出来ないのか。いつ出来るのか。」と発表後の感想として尋ねていました。おかげで来月から制作に取り掛かるとの返事をいただきました。

僕としては依頼して半年以上経ちましたが全く進まず、残り任期が短くなってきています。配属先は本当に必要と思っているのか、必要と思っているのであればこの現状をどうとらえるのかといった所を、私の活動すべてに対して確認したかったのです。ただ今回のように上司からの「命令」として下してもらうやり方は、適切なのかどうかは解りません。しかし私はボランティア自身が配属先に本当に必要だと思うなら、皆の理解を得るのは後付けでも良いので、時には強引なやり方も必要だと思っています。それだけ私にはプレッシャーはかかりますが。

 

まさに「鳴かぬなら、、、、」だと、

「殺してしまえ」では犯罪になるし、「鳴くまで待とう」は時に必要ですが2年間の任期ということを念頭に置く必要があります。

大河ドラマに影響されてるわけじゃないですが、何とか「鳴かせてみよう」とあの手この手を使い試行錯誤しています。