合同会社臨床運動障害研究会

レポート26 小休止。

平成26年6月30日


ドミニカ共和国には大リーグのほぼ全球団の養成施設があります。ドミニカ共和国は昨年度のWBCで優勝もしましたし、大リーグや日本プロ野球でも多くのドミニカ人が頑張っており、「野球」はドミニカ共和国の国技といっていいほどです。そしてドミニカ共和国にとって「野球」はいろいろな側面をもっているようです。

     

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先日、出張道中に同僚の用事に付き添い大リーグのキャンプへ立ち寄りました。将来の大リーガーを夢見て、多くのDominicanoがキャンプに参加していました。早朝に訪れたのですが、すでにトレーニングを始めており、聞くと朝の6時前からランニング等のトレーニングを始めているとのことでした。施設では、食事&Bed付で給料も貰え、午後には教育を受けれたりするそうです。
同僚はスポーツ関係に興味があり、以前から大リーグ施設にコンタクトを取っていたそうです。若い有望な選手が正しいトレーニング方法を知らないために、無理をして怪我をして夢が消えていくのを少しでも改善したいと語ってくれました。今回は施設でストレッチやマッサージ等のボランティア活動をすることが出来るようになり、その打ち合わせとのことでした。そのため私が主にして行っている活動「急性期と予防の普及」にもすごく興味をもってくれていて、積極的に手伝ってくれています。今回のボランティアは同僚にとってすごく良い経験になると思います。今まで以上に質問もされるので資料を見直し勉強もしますが、私が同僚に助けてもらってるように、私も少しでも同僚の力になれればと思います。

JICAボランティアの休日は配属先によって各々違うのですが、私の配属先だと、
週末&祝日が休み+①14日間の休暇(土日除)+②20日間の任国外旅行休暇(土日含)
の権利が与えられています。ボランティアだからと休暇日数を別に気にする必要もないのかもしれませんが、権利だからとこれを全部休むとさすがに多い。。。。各々ボランティアによって考え方も違いますが、遊びに来てるわけじゃないですからね。でも配属先スタッフも①同様の20日間程の有給休暇権利が与えられているため、私も+αは①のみを通常の病欠や任国外旅行を含めた旅行休み等に利用しています。それ以上休むと、同僚も「よう休むなぁ。所詮ボランティアやな」といった感覚を持つでしょうし、私自身も同僚と同じラインで働けない感じがします。それにレギュラーの週末&祝日休みがあるので、+αを使い切ることはなかなか出来ないですし、無理に使い切る必要もないと思います。私は今、途上国でボランティアをしていますが、逆の立場で私が日本で働いている病院に異国からボランティアが来たとしたら、この行動をどう思うのか、どう感じるのかと相手側の目線から自分を見て考えるよう心掛けています。なので権利とはいえ、休み過ぎもどうなのかと考えます。
+αの休暇は日本でいうところの有給休暇のようなものですが、私達ボランティアは当然無給のうえ、旅行に行くには日本の蓄えを切り崩して行くことになります。しかしなかなか北中米を旅行する機会もないので、今月は+αの休みを利用して任国外旅行に行ってきました。道中、急遽飛行機がcancelになり足止めされるハプニングもありましたが、それ以上にいい経験が出来たし、いい出会いもあったし、何より知り合いがわざわざ日本から来てくれて久しぶりに会えたことですごくリフレッシュが出来たと思います。任国外旅行は他の国事情に触れることが出来、外から任国を見直す良い機会になっていると思います。

 

残り任期は3ヶ月を切りましたが、まだもう少しすることが残っています。気分新たに、最後まで気を抜かずに駆け抜けたいと思います。