合同会社臨床運動障害研究会

山下和典の教育研究業績一覧

 

区分 著書・学術論文等の名称 単著共著の別 発行または発表の年月 発行所、発表雑誌等または発表学会等の名称 概要
講演㊵ これからの作業療法士に求められる個々の技術と多職種の連携 単独

2017.1

第39回排尿管理研究会 コミュニケーションを取る時によくある心理的側面の「好きや嫌い」に着目した。そして、セラピストの質を向上させ、地域マネジメントを進めるための多職種連携のコツを述べた。
講師㊴ 多職種連携のこつ~あかんひとりじゃできへん~ 共同

2016.11

NPO快適な排尿をめざす全国ネットの会 第3回排尿自立指導セミナー 多職種連携のこつと題して発表を行った。医師や看護師、作業療法士が日頃におもっていることなど、心理的側面も交えて発表を行った。
講師㊳ 平成28年度排尿機能回復のための治療とケア講座 共同

2016.11

京都府私立病院協会京都府慢性期医療協会 厚生労働省にカリキュラムを提出の上、排尿自立指導料の街頭研修となっている。講義の「排尿ケアの事例検討(演習含む)」と「排泄器具と排泄関連福祉用具の適切な使用方法(演習含む)」を担当した。
学会発表主㊲ 在宅強化型老人保健施設の役割と展望第2報~回復期病棟アウトカム除外項目点数は在所時FIM運動項目の変化に有効か? 共同

2016.11

リハビリテーション・ケア合同研究大会 茨城2016 回復期病棟アウトカムのFIM運動項目(以下FIM)の除外基準は、得点が入棟時 20 点以下、76 点以上である。在宅強化型老健でも上記の除外項目基準を適応できるかを検討した。山下和典
在宅医療塾Ⅰ探究編~フレイル・サルコペニアとリハビリテーション栄養 共同

2106.10

京都府医師会 横浜市立大学付属市民総合医療センターリハビリテーション科診療講師・若林秀隆先生が講義を実施する。その基礎講義の後、グループディスカッションを行い、医師と看護師の相互理解を深めるための検討を行う。このグループディスカッションのファシリテーターとして開業医参加者との調整を行った。
学会発表㉟ 回復期退院後に老健で洗濯動作などが可能となった一例~上肢機能改善と自助具作成で職場復帰へと前向きに 共同 2016.9 第27回 全国介護老人保健施設 くも膜下出血発症より11か月、回復期退院4ヶ月を経過後に老健入所し、廃用手から補助手へと改善がみられた。自助具作成と動作練習を行い洗濯動作が可能となり、在宅や職場復帰へと前向きになられた事例を報告した。早川将司,山下和典他
講演㉞ 管理者ネットワークミーティング人材育成について深めよう! 共同 2016.8 京都府理学療法士会業務推進部主催  人材育成、特に新人教育やサポートの在り方について、管理職をしているセラピストが報告する。各事業所との情報交換や交流を深めるきっかけ作りともなる。管理職対象の会でありながら、職場でのリーダーシップを求められる人なども対象となっている。
 学会発表㉝  デイサービスにおけるセラピスト配置による変化  共同  2016.6 第51回京都病院学会  デイサービス友岡に2015年7月からPT、OT、STの各セラピスト1名が1日1時間配置された。その中で変化の得られた3名の症例とその変化を介護職がどのように意識しているかを調査した。金原佳代子、和泉香織、山下和典他
シンポジウム㉜ 「食支援を考える検討会」‐口から食べる多職種連携~地域に食支援~のシンポジウム「食支援は多職種連携から~知っていますか、専門職の役割~」 共同シンポジウム 2016.3

平成27年栄養ケア活動支援整備事業(厚生労働省補助事業)

歯科衛生士、管理栄養士、言語聴覚士、作業療法士のそれぞれの役割と働きを15分各それぞれが発表し、それらをシンポジウムという形式で実施しました。発表内容は、「作業療法士ってなんじゃラホイ?」という形で行いました。
学会発表㉛主 臨床教育の観点から教育的意義を考えるⅣ~学生のパーソナリティと技術習得に着目した指導プロセス~ 単独 2015.11

 第67回

関西教育学会

本学会において2011年には、一般教育での教育実習と臨床実習の枠組みから比較検討を行った。2012年には、作業療法の臨床実習を中心に一般用語の解釈で現象や状況を捉え表現することも必要なことを述べた。2013年には、臨床教育の場面で必要な「ひと」を中心にみることについて述べた。これらは、臨床が利用者や患者に対し分かりやすく治療行為を伝え、疾患や障害にとらわれずに「ひと」に着目し、生活を重視するような視点を示したものである。全ての臨床実習の学生がこの視点を理解できればよいが、理解できず利用者や患者を評価しながら治療を実施することもある。この時に実習指導者は実習生の不十分な理解の改善を試みるが、学生の問題点を捉える方法に苦慮することがある。そのため本発表では、この問題点をパーソナリティや作業療法士の技術習得で捉え、臨床実習で得た経験も踏まえながら指導する概念形成と方法論の一考察を述べた。
学会発表㉚ 在宅強化型老健「春風」の取り組みと役割~毎日リハによるFIMの変化と在宅復帰 共同 2015.11

第25回

乙訓医学会

「春風」は入所定員100名、平成26年度の平均介護は3.3、在宅復帰率64.3%、平均在所日数88.3日の介護老人保健施設(以下老健)であり在宅強化型の基準を満たしている。病院と在宅の中間施設としての役割を果たすことが、老健の本来の機能であると考えている。在宅復帰を阻害する様々な要因の中で、利用者の廃用症候群に着目し、当施設では平成24年9月より加算の有無にかかわらず、利用者全員に毎日個別訓練(毎日リハ)を実施する取り組みを始めた。この取り組みにより、維持期においてもADLの指標である機能的自立度評価表(FIM)の点数の維持・向上が期待できることが示され、その結果、昨年度も高い在宅復帰率を維持できていた。その取り組みと成果を報告した。福留良、青木真美、山下和典
学会発表㉙ 90分通所リハビリテーションについて短時間デイケアによるQOL向上への取り組み 共同 2015.10 リハビリテーション・ケア合同研究大会 神戸2015 当施設は大規模型短時間通所施設サービスを運営しているが、利用者数増加で個々のニーズに合った運動の提供が困難となった。そこで要支援者を中心とした利用者に15分のエアロビクスを含む4コース(腰痛改善・膝痛改善・生活習慣病予防・認知症予防)の90分通所リハを実施し、これらを報告した。布澤良太、河越由理、小川菜美、山下和典他
学会発表㉘ 全入所者に対し毎日の個別訓練実施の成果報告第2報~退所先とFIMgainの関連性について~ 共同 2015.9

第26回全国介護老人保健施設大会神奈川in 横浜

毎日の個別訓練を実施し、FIMが向上するも全員が在宅復帰するとは限らない。そこで当施設における退所先とFIM gain との関連性について分析を行い、在宅復帰率を向上させる為のリハビリの方向性について検討した結果を発表した。青木真美、福留良、山下和典他
学会発表㉗ 大規模デイケア利用者の施設内転倒予防について~利用者毎にストラップ色を分ける事による転倒予防の試み~ 共同 2014.11 リハビリテーション・ケア合同研究大会 長崎2014 施設は(3-4時間の2単位、各定員50名)の大規模デイケアを運営している。しかし利用者総数の増加により職員一人当たりの利用者数が増加し、スタッフが転倒リスクのある利用者を把握することが困難となってきた。そこでスタッフが一目で転倒リスクのある利用者を視認できるよう、転倒リスク毎に色分けされたネームストラップ(以下ストラップ)を導入し転倒予防を図った。その結果、ストラップ導入後、職員1人当たりの利用者数は0.42人増加したが、ストラップ導入前後の転倒リスク(ヒヤリハット提出件数)は、22.9%低下した。河越由理、川上智、山下和典
学会発表㉖主 在宅強化型老人保健施設の役割と展望1~介護老人保健施設と回復期リハに対する当院セラピストの意識調査から~ 共同 2014.11 リハビリテーション・ケア合同研究大会 長崎2014 2025年の地域包括ケア実現に向けて介護老人保健施設(以下老健)の役割は、在宅強化型老健として地域で暮らす介護の必要な人を支える中心的施設となる。しかし、老健は、在宅復帰を目指す回復期リハビリテーション病棟(以下回復期リハ)との機能分化や連携が十分であるとはいえない。そのため当法人セラピストに老健と回復期リハに対する意識調査を実施したので以下に報告する。山下和典
学会発表㉕主 回復期病棟における「ピクトグラム」の導入と検討(4)~アンケートの相関分析からみる職種間連携の模索 共同 2014.2 第23回回復期病棟連絡協議会 研究大会in 名古屋 回復期病棟連絡協議会の第21回研究大会、リハビリテーション・ケア合同大会千葉でピクトグラムと情報共有化に関する調査結果を発表した。この中で病棟とリハビリテーション部スタッフ(以下リハスタッフ)で情報共有化に相違のあることを述べた。しかし、情報共有化が他の設問や個人属性の関係性を実証するには至らなかった。本発表は、アンケート調査の相関結果から各専門職領域による情報共有手段を考察する。山下和典
学会発表㉔ 回復期病棟における「遊びりテーション」の導入と可能性(1)~スタッフに対する意識調査の傾向と検証 共同 2014.2 第23回回復期病棟連絡協議会 研究大会in 名古屋 当院では「遊びリテーション」として風船バレーを実施している。本活動は当院でレクレーションとして実施しており、各種機能向上を得ると実証できていない。何かの目標物に対する活動を自発的に行う遊びは、身体機能や認知機能、活動、参加を向上させることが可能である。本発表では、機能面や活動を実証する以前に「遊びりテーション」の機能面の認識や参加状況などを確認するためアンケート調査を行った。原井川恭子、山下和典
学会発表㉓ 食事場面における職種間共通認識の形成とケーススタディへの移行~リハビリテーション部内の連携強化の取り組みから 共同 2014.2 第23回回復期病棟連絡協議会 研究大会in 名古屋 当院のリハビリテーション部(以下リハ部)は、PT、OT、STの他に歯科衛生士(DH)が勤務している。そのため回復期病棟の食事場面において各専門職が観る視点は、各専門職が評価・治療にあたることで進められている。この専門職が各アプローチを行い、食事動作の改善にあたるには職種間連携が重要という認識を持っている。しかし、連携の推進を行う具体的な方法を提示できないでいる。この問題点を解決すべく当院のリハ部内では、職種間連携の教育を合同班(以下POS)という形で行っている。本発表では、そのプロセスを提示し職種間連携を推進する方法を述べていく。奥田正作、山下和典
学会発表㉒主 臨床教育の観点から教育的意義を考えるⅢ~「ひと」を優先的に捉えること 単独 2013.11 第65回関西教育学会 臨床の場面は、対象者は何らかの老いの「病」や「障害」がある。これは「病」をもつ「ひと」であり、「病」を治すためを目的とした「ひと」である。そこに優先されることは「病」であり治療が中心となる。しかし、その「ひと」には今までの人生があり、あくまでも結果的に「病」や「障害」を負うに至っただけである。学生指導や新人教育では、専門教育を中心に受けていることが多い。そのため、「ひと」を中心とした視点に着目できないこともある。これは「ひと」を中心とした治療を実施する以前に、教科書の症例の事例にその「ひと」を当てはめているだけである。本発表では、このような臨床教育での矛盾点や治療ということを中心に作業療法における「ひと」を重視する視点を述べる。その上で臨床教育上行っている「ひと」をみることの方法論を述べた。
学会発表㉑ くも膜下出血患者におけるバランス能力の一考察~Zebris社PDM(インターリハ)を用いた重心動揺検査における解析 共同 2013.11 リハビリテーション・ケア合同研究大会 千葉2013 くも膜下出血は様々な後遺症をきたす疾患であり、中でも高次脳機能障害はリハビリテーションを阻害する一因ともなる。今回、くも膜下出血発症後、高次脳機能障害を呈した症例に対し重心動揺計の評価を行い、注意障害が立位バランス能力に及ぼす影響について考察したので報告した。橋本緑、中島和香、山下和典
学会発表⑳主 回復期病棟における「ピクトグラム」の導入と検討(3)~緊急対応時の認識とヒヤリハット分析の経過 共同 2013.11 リハビリテーション・ケア合同研究大会 千葉2013 発表(1)は、当院ピクトグラムの導入と、課題として情報共有化とリスク管理の2点を提示した。発表(2)では、ピクトグラムを含めた情報共有化が、病棟とリハビリ間で認識の相違があることを述べた。本発表は、リスク管理の視点からピクトグラムの緊急時対応を含めた意識調査の結果と、ヒヤリハットの年次推移から考察した。山下和典、石井紀子他
学会発表⑲ 回復期病棟における「ピクトグラム」の導入と検討(2)~病棟とリハビリ間の情報共有化に対する認識の相違 共同 2013.11 リハビリテーション・ケア合同研究大会 千葉2013 第21回研究大会で、「ピクトグラム」の導入に対するアンケート調査を述べた。その中でピクトグラム以外の情報共有において各専門領域での認識が違う傾向を示した。しかし、前回のアンケートは、病棟とリハビリの認識相違の明確化には至っていない。本発表ではピクトグラムと情報共有に着目した調査結果を示し、職種間の相違を述べた。岡田真也、山下和典
学会発表⑱  回復期病棟における「ピクトグラム」の導入と検討(Ⅰ)~導入に至る経過とアンケート結果からの考察 共同 2013.3 第21回 回復期病棟連絡協議会 研究大会 in 金沢  回復期病棟では、情報の共有化が重要となる。そのため、情報共有の手段としてピクトグラムを利用することが決定し、使用を行っている。しかし、実際にピクトグラム使用に関しては、実情把握を行うべく回復期病棟とリハビリの職員に対してアンケート調査を8月と12月に行った。その結果、利用する人は減っており、システムの形骸化が指摘される。しかし、情報の共有手段の増加や具体性のある意見があり情報の共有化に対する手段を再検討する結果となっている。五十嵐大二、山下和典
学会発表⑰ 主  臨床教育の観点から教育的意義を考えるⅡ~一般用語解釈重視の教育方法 単独 2012.11  第64回関西教育学会  作業療法の実習指導や現場では、医療の専門用語を解釈や理解されながら使用する。また、その専門用語だけでなく一般用語の解釈で現象や状況を捉え表現することも必要である。しかし、その現象を捉えるための一般用語解釈に対し学生や新人は、用語の意味が分からないといった質問が多い。これは、各人の一般的知識の不足もあるが専門家として「人」を捉えようと専門用語に依存する傾向が強く影響している。本発表では、作業療法における専門用語に偏る教育を重視せず、一般用語の知識を深めながら全人的理解の方法を提示、考察した。
学会発表⑯ 主  臨床教育の観点から教育的意義を考えるⅠ~学校での教育実習と臨床での教育実習の比較検討 単独 2011.11  第63回関西教育学会  一般的に教育実習というと学校教育現場において、教科教育の教員免許取得を目指すものである。しかし、作業療法士の資格取得に関しては、臨床教育実習がある。発表者は、両者を経験したため教育現場での教育実習と臨床での教育実習の相互の特徴を比較検討することが重要であると感じている。当発表は、この比較検討を行うことで教育と医療の両者にとって共通の人間性重視の観点も踏まえながら長所や短所を述べて考察した。
学会発表⑮  入院患者が望む排泄方法~排泄方法の改善に向けて、入院患者のアンケート調査から 共同 2011.7  第60回  日本病院学会 演題番号 Ⅱ-0-7-10-26  排泄動作の方法や訓練内容を検討する目的で、入院患者が望む排泄方法や排泄で困っていることを、入院患者を対象にアンケート調査を行った。その中で、「恥ずかしさ」から得られる2つの視点や動作が大変でも、排泄自立の意向は高いなどの発表を行った。栗谷明至、真継大輔、山下和典
学会発表⑭ 主  「老い」の「病」や「障害」をリアルに学習するにはⅡ~「立ち上がり動作」をモデルとして 単独 2010.11  第62回関西教育学会  学習する側が「察する」ことから「共感」そして「気づき」への指向プロセスへの促しとともに、対象者の意識調査を提示することで、より具体的に「老い」の「病」や「障害」をリアルに学習する過程を示した。
学会発表⑬  慢性期における社会活動の現状およびニーズとリハビリテーション 共同 2010.3  第1回  アジア慢性期医療学会  脳血管疾患等のリハビリテーションを行っている対象者46名に対し、社会活動の現状とその意識調査を実施した。本発表では、QOLを含めた総合的なアプローチを行うために、これらの社会参加の現状やニーズと個人因子との関連性について検討し、慢性期リハビリテーションの役割について考察する。中村智子、平井貴洋、河野寧夫、門阪勉、山下和典
学会発表⑫  入院中・退院後における生活価値観の調査報告と考察 共同 2010.3  第1回  アジア慢性期医療学会  生活価値観の調査は、入院中と退院後にリハビリテーションを行う高齢者118名に5件法で面接を実施した。入院中のADL意識の高さは、病前にできていたことに介助が必要になったという状況から生じる、自尊心低下との関連が推測される。本報では、この仮説から今回の調査をもとに、チーム医療の一員としてのリハビリテーションの役割と今後の課題について考察した。山下和典、風間理恵、古川直道他
学会発表⑪ 主  「老い」の「病」や「障害」をリアルに学習するにはⅡ~「立ち上がり動作」をモデルとして 単独 2009.11  第61回関西教育学会  「立ち上がり動作」が国際生活機能分類(以下ICF)を参考に広い視点で捉えられることを示す。また、このICFを踏まえた上で、脳血管疾患や認知症を呈している状況を述べる。その上で老いの「病」や「障害」を抽象的思考から具体的思考へと促すプロセスを述べた。
学会発表⑩  生活価値観の相関分析の調査報告と考察 共同 2008.11  平成20年度 滋賀県連携リハビリテーション学会研究大会、7  2007年、同学会(平成19年度滋賀県連携リハビリテーション学会研究大会要旨集、p.22)において人の価値観を年代別に分類し、仕事と家族関係に関しての傾向を示した。しかし、データ数の積み上げ、また、更衣動作が昨年のクロス表結果や各設問との関係性が推察される課題も得られた。そのため、本発表は各設問の分析を行い、その上で更衣動作に着目し生活価値観を含めたゴール設定の反映を目的とした。平尾聡史、山下和典、小多裕之、小林未佳他
学会発表⑨ 主  「老い」の「病」や「障害」をリアルに学習するには~「食事動作」をモデルとして 単独 2008.11  第60回関西教育学会  学校教育で老いの「病」や「障害」をよりリアルに学習することを提言した。その内容は、日常生活ある「食事動作」という具体的な例から、老いの「病」や「障害」を抽象的な概念へと意識化する。その上で、老いの「病」や「障害」を学ぶ新たな視点を述べた。
学会発表⑧  年齢差による生活価値観の調査報告と考察 共同 2007.12  平成19年度 滋賀県連携リハビリテーション学会研究大会、7  琵琶湖中央病院の入院、通所リハ、外来の患者様、利用者様に対して生活や生活習慣に関する価値観を年代別に調査し、その傾向を理解することで、生活の再構築につなぐ指標を再確認することを目的とした。真継大輔、山下和典、東豊樹、小林未佳他
学会発表⑦ 主  わが国の福祉「補助犬」の社会的役割と期待Ⅱ~新聞見出しにおける「犬」公衆衛生記事~ 共同 2005.05  第44回 日本公衆衛生学会近畿地方会抄録集 44、44  新聞文献検索データベースを使って、「犬」用語の出現と現状、年次変化を明らかにした。抽出されたデータから6つのカテゴリーの概念化と構造内容を発表した。山下和典、福崎哲、高橋佳代、佐分厚子、土肥真司、佐藤法仁
学会発表⑥  介護観に関する意識調査~介護関係者2804例に関して~ 共同 2005.05  第44回 日本公衆衛生学会近畿地方会抄録集 44、42  前述の被介護側(大学年齢層、企業労働者、高齢者)での検討に対し、介護関係者を対象に、その集団が持つ介護の見方・考え方を検討した。介護関係者の介護観は、年齢推移と共に、従来価値を重視する保守的な社会的態度を強化する一方、さらに職務経験を受けて、「介護の社会化」に移行する。結果として、さきの被介護側に認められた年齢推移とともに変化する「介護の家族主義ないし非社会化」とは、明らかに対峙しあうものとなる。被介護者のサイクル現象に対して、専門家ないし専門職の中立的介入が必要であることを発表した。高橋佳代、福崎哲、佐分厚子、土肥真司、山下和典、佐藤法仁
学会発表⑤ 主  介護観に関する意識調査 ~高齢者173例に関して~ 共同 2005.05  第44回 日本公衆衛生学会近畿地方会抄録集 44、41  前述の大学年齢層と企業労働者に引き続き、ここでは、被介護側の特に当事者年齢にもっとも近い老年期における健康高齢者を対象にして検討した。高齢者の介護観は、自らが介護を受ける身であることを自覚し、自立と他者への依存の狭間にあることが考察され、自らを基点とする周辺との情緒的絆を期待する介護観に変容することを発表した。山下和典、福崎哲、高橋佳代、佐分厚子、土肥真司、佐藤法仁
学会発表④  介護観に関する意識調査 ~企業関係者1418例に関して~ 共同 2005.05  第44回 日本公衆衛生学会近畿地方会抄録集 44、40  前述の青年期における介護の見方・考え方を検討する中、被介護側における成人期立場の中心的役割をになう年齢層集団に対して検討した。企業関係者の介護観は、世間体を気遣う社会通念や規範を最大限に考慮して人並み水準に従うことをよしとする、扶養義務意識の介護観とみなすことを発表した。佐分厚子、福崎哲、高橋佳代、土肥真司、山下和典、佐藤法仁
学会発表③  介護観に関する意識調査 ~学生1815例に関して~ 共同 2005.05  第44回 日本公衆衛生学会近畿地方会抄録集 44、39  健康増進をはかる認識のなかに期待し、もとめられる高齢者介護の見方・考え方というものが重要かつ不可欠な要素となっている。これを世代別、職種別における介護観に関する意識調査を実施し、統計解釈を行った。ここでは、大学生の介護観の形成過程を描写し、その固有の特性を検討した。大学生の介護観は、親子の心情的絆から派生し、その後の社会規範や世間体を意識しながら形成されていることを発表した。高橋佳代、福崎哲、佐分厚子、土肥真司、山下和典、佐藤法仁
学会発表②  介護意識に関する介護関連職者の地域差研究~関東・関西3076例を通じて~ 共同 2004.12  第2回 日本介護学会  介護関連施設における職員を対象にして、職業的立場を考慮する固有の影響を見いだすための広域調査を実施した。その調査の質問要旨の内容や方法を中心として発表した。高橋佳代、佐藤法仁、山下和典
学会発表① 主  わが国の福祉「補助犬」の社会的役割と期待Ⅰ~医療・福祉における文献検索~ 共同 2003.05  第42回 日本公衆衛生学会近畿地方会抄録集 42、104  文献検索データベースを使って、雑誌文献検索を行い「犬」用語の出現と現状、年次変化を明らかにした。さらに、抽出されたデータから医療と福祉に仮説的に二体系に分類した。「犬」に関して医療と福祉の両者が自立を目的としていることを発表した。福崎哲、山下和典、高橋佳代
論文⑩ 臨床教育の観点から教育的意義を考えるⅣ~学生のパーソナリティと技術習得に着目した指導プロセス 単著 2016.7 関西教育学会

年報通巻第40巻,176-180,2016.

第67回関西教育学会で発表したものを改変修正し、学会年報へ論文投稿を行った。
論文⑨ 臨床教育の観点から教育的意義を考えるⅢ~「ひと」を優先的に捉えること 単著 2014.6 関西教育学会年報通巻第38巻,176-180,2014. 第65回関西教育学会で発表したものを改変修正し、学会年報へ論文投稿を行った。
論文⑧  臨床教育の観点から教育的意義を考えるⅡ~一般用語解釈重視の教育方法 単著 2013.6 関西教育学会年報通巻第37巻,86-90,2013.  第64回関西教育学会で発表したものを改変修正し、学会年報へ論文投稿を行った。
論文⑦  臨床教育の観点から教育的意義を考えるⅠ~学校での教育実習と臨床での教育実習の比較検討 単著 2012.6  関西教育学会 年報通巻第36巻,116-120,2012.  第63回関西教育学会で発表したものを改変修正し、学会年報へ論文投稿を行った。
論文⑥  「老い」の「病」や「障害」をリアルに学習するにはⅢ~「日常生活動作」の調査から 単著 2011.6  関西教育学会 年報通巻第35巻,146-150,2011.  第62回関西教育学会で発表したものを改変修正し、学会年報へ論文投稿を行った。
論文⑤  「老い」の「病」や「障害」をリアルに学習するにはⅡ~「立ち上がり動作」をモデルとして 単著 2010.6  関西教育学会 年報通巻第34巻,161-165,2010.  第61回関西教育学会で発表したものを改変修正し、学会年報へ論文投稿を行った。
論文④  「老い」の「病」や「障害」をリアルに学習するには~「食事動作」をモデルとして 単著 2009.6  関西教育学会 年報通巻第33巻,111‐114,2009.  第60回関西教育学会で発表したものを改変修正し、学会年報へ論文投稿を行った。
論文③  介護意識に関する介護関連職者の地域差研究 共著 2005.12  介護福祉士、No.5、(社)日本介護福祉士会、38-61、2005.  第2回日本介護学会予稿集 2、89-98.2004に掲載したものを、学術雑誌に論文として投稿した。高橋佳代、福崎哲、山下和典
論文② 「介助犬」に関する文献検索上の一考察~龍谷大学所管の図書検索及びインターネット検索を通じて~ 単著 2005.03  指導教授:伏見恵文教授 龍谷大学社会学研究科 社会福祉学専攻修士論文  「介助犬」に関し、Ryukoku Universityに保管される図書検索及びインターネット検索を通じて文献学的検討を行い、 その用語に伴う考察を行うことを目的とした。研究手順としては、まず本研究に際して使用する用語環境を正すため、 文献検索する上に有効であると考えられる用語規準を「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」「補助犬」の4種類に区分することとした。 次に、それらの設定された分類用語をもって「新聞見出し」「雑誌文献」「書籍文献」ごとに仕分けて検索し、それによる結果をもとに抽出された文献数を集計し、さらにそれらの年次推移をグラフ化することを試みた。 そして、そこから読み取れる「犬」に関する用語の使い分けの現状評価を下し、なおかつ考察を加えた。またさらには、ICFが提唱する「障害の概念」と福祉及び医療の一般概念とを対比検討し、その上で、「犬」利用者の福祉と医療の関係性を示しながら、それら用語環境の福祉と医療に識別する領域設定を行うこととした。 最後に、これら結果を受けて、今日における「介助犬」の使用用語に関して考察を加えた。
論文①  介護意識に関する介護関連識者の地域差研究~関東・関西3076例を通じて~ 共著 2004.12  第2回日本介護学会予稿集 2、89-98.2004  介護関連施設における職員を対象にして、職業的立場を考慮する固有の影響を見いだすための広域調査を実施した。 その結果、個人要素の上にくわえて、職業的立場による固有の影響があることが判明した。 あわせて近畿圏と関東圏によって介護の受けとめ方に相違があることを見いだした。高橋佳代、佐藤法仁、山下和典

原著論文等:10点(単著8、共著2) 学会発表等:40点(発表演者20) 計50点